こわかった
まおさんがガンになったとき
の、前後の事は覚えてない
色んなことネットで調べたり人に聞いたりしたのは覚えてるけど
どんな風にお知らせを受けて、その時どんな風に感じたかとか覚えてない
ただ、まおさんの好きなクラゲの写真集を持って、
乗ったことのない電車に揺られて、
行ったことのない大学病院に行って、
まおさんに会ったとき
まおさんは、細くて、なんか、茶色かった
たまたまその日が、初めて歩く日で、
左手に廊下の手すりを持たないと歩けなくて、私が点滴を持ってたのか、まおさんは私の手を持って歩いて、
こわかった
それからもう5年以上も経って
まおさんは元気に笑っていて
踊っていて
まおさんはお腹をさわる
身体に触れる
門前仲町の展示
名づけられる前の光 / ひかりの色
絵里子さんの絵と、
satokoさんの立体作品と。
齋藤麻生さんは、存在そのものが作品だって
satokoさんが言っていた
この、右上の絵里子さんの絵がすき
(もう売れちゃってた)
まおさんのかけらたち
まおさんの言葉、もう一枚撮ったけど、それは私のお守りにしてここには載せない
satokoさんの作品からもれる、ひかり
そのおくで笑うまおさん
私はお見舞いにその1度きりしか行かなくて、
その後もしばらく会えなくて、
なんだろうこの感じ、私薄情者かな、と思って
ずっと謎だったんだけど
こわかった、って今日はじめて口にして、
あぁ、こわかったんだ、って気づいた
ライブゲストのツダユキコさんが着ているワンピースも、絵里子さんの絵
立体の絵画。きれい
一緒に歌った。楽しかった
初めて表現の世界に入って、
私の前、というかみんなの前でずっと旗を振ってくれてたまおさん
3.11の時稽古していた作品で
銀色の旗を振って走り続けてたまおさんが
ずっと私の中のまおさんだったから
枝みたいなまおさん
(大袈裟な言い方だけどそんな印象だった)
見た目だけじゃなくて、
なんか、とにかく、
前と違うそこの空気とか、もしかしたらいなくなるのかもしれないとか、そんな簡単な言葉にできるような感情じゃないけど、そういうの全部ひっくるめて、だったとおもう
ツダユキコさんの芽よ出ろソングで
芽をだす
3人
(かわえぇ)
子供だなぁと思う
力になれず、どうしていいかわからず、
ただこわがってた
まおさんの心配より
自分の心配をしていた
なんか道というか、指針というか、
光を失ったようなこわさ
不安
そんなことだったように思う
ギャラリーchaabeeさんのカレー
思ったよりピリ辛だたけど美味しかった
まおさんには光が溢れてて
笑顔が溢れてて
嬉しかった
まおさんに触れた
きれいなまおさん。
私のペースで少しずつ近づけたらと思う
今日も少し
帰り道はえんぷてぃーとれいんにのって
歯医者へ。
こわかったけど
まおさんが生きているんだから
なんのその
淡い
夕日。
好きな人がいる嬉しさ
好きな人に会える喜び
好きな人の言葉がすき。