ミワです。/miwadesu.

祭美和は分裂した。

一生の宝物

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嬉し涙っていつぶりやろか。


この今手元にある9枚のアンケートは一生の宝物。


初めて、日本茶の美味しい淹れ方ワークショップをした。


アメリカで!


今日は興奮しているのでとりとめなく書き留めます。

 


今3ヶ月のNYステイ中で、1ヶ月と1週間くらい経ちまして。
こっちきた最初の頃にステイ先の方にWSのお声がけをいただき、
本日無事終了いたしました。

 


こっちくる前にね。


私は小さい頃から祖母にお煎茶のお点前を習っていて、
なんとなくアメリカに行くから、日本ぽいことしとくか、何か役立つかも、みたいな感じでお稽古に行ったとき
進路のことや恋愛のこと、仕事のことなど話していたら
お免状も出しているのだからお教室開いたらよいのに?と祖母から言っていただいてはいたのですが、


まさかこんな形で実現するとは。


私の周りで、パフォーマーさんで、先生もされている方が多くて。
そして最近始めた子もちらほら。
歌や、バレエや、コンテや。
また、マッサージなどの施術や。


私は、人生日々是勉強なんて聞こえはいいけど今までの人生ずっと学ぶ側、ゲストでした。


最近私の心のどこかから、人に教えられるもの、与えられるものがあるっていいなぁ…(私は色々つまみ食い形式に学んでばっかりで、しっかりと形にして人に伝えられる何かはなにもないなぁ…(ネガティブばーじよん訳))という声がしてる気がしてた


そしたらこのチャンスをいただけた


お芝居は、100パーセント私が学びたくてやっていて、だからそれでお金をいただくことに疑問を感じて一度距離を置いて、


こえに関しては、3月の舞台で初めて音楽家として舞台作品に参加して、自分史上ない反響をいただき、
自分のやりたいことがもしかしたら少しだけなにかの役に立つのかもしれない…とかんじて、


今回は、初めての、自分発信でないこと。


語弊のある書き方になってしまうけど、
自分の やりたい! がスタート地点ではないことが
初めてだった!


決定的な違いは、 教える という要素。


受け手優先!
だって、ゲストが何かを持ち帰りたくて開かれる場だから。


なにが欲しいだろ?知りたいだろ?気になるだろ?掘り下げたいだろ?なにを知らないんだろ?なにを知ってるだろ?


考えた。


今までとはアプローチが逆だった。


でも今考えるとそれは表現でも同じなのかもしれない。


そして3月のうたのときは、ちよっとだけそれを意識できたかもしれない。


初めての100%ホスト。


どうしたらたのしんでくれるかなー?受け取ってもらいやすいかな?満足してもらえるかな?持ち帰ってもらえるかな。


そう思ってフリップを作ったり。
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絵は言語の壁を越える!

 


みんなから見えてるかな?声は届いているかな?楽しんで貰えてるかな?と意識しながら進めるのはお芝居で培ったものかもと感じた。


このNY行きのきっかけも、お仕事で出会った先輩女優さんで、


全ての道はローマに!じゃないけど、あー色んなものが繋がってゆくんだって思った
お煎茶のお稽古は私が一番小さい頃からの習い事。


お煎茶はお道具も小さくて可愛くて、おままごとみたいに思ってたからまさか先生になるなんて思ってもみなかったけど、
やってみたら体が覚えているし、
色々調べていくうちに、あー私はお茶が好きなんだって再確認した。


特に玉露が大好きだ!!!(告白)


だれかに伝えられるものを、体が持っていて、それは、祖母が私に授けてくれて、今こうして色んなものが繋がって形になって、


そして、


ゲストの皆様が本当に本当に喜んでくださった。


それが本当に本当に嬉しかった。

 


自分がやりたい!伝えたい!って思ったのがスタートじゃないからこその、
新鮮な喜びだった。初めての感覚!


good-normal-bad の横に伸びる棒グラフ書いて、チェックしてくださいの欄を作ったら、
good 通り越してグラフ伸ばしてくれて、 excellent や amazing をわざわざ書き足して下さっていたりして。


(ちなみにimprovement point(改善点)コーナーよりgood point(良かった点)コーナーのが広いのは、無意識に褒めて欲しいことの表れかな…笑)  

 


こんなにも、色んな方が日本のお茶に興味を持って、おいしいと感じてくれていることがなにより嬉しい。 f:id:miwadesu:20191006060648j:image
アメリカ人の皆様
きっとバックボーンはそれぞれかなり違うのだろうことがこの写真だけでも歴然

 

 


アメリカと日本。

 

 


武器のない4畳半。

 

 


これはお抹茶の話だけどさ。

 

 


せめてこの空間でだけは、肩書きなどに左右されない、平等で対等な関係でいようと提案された部屋。

 


その信頼感と開放感の存在を知ったときすごくお茶が好きになった。

 


色々、あるけど、あったけど、
こんなふうに、
お茶を通じて、
笑顔になれたら嬉しい。


お互いを尊重し合えたら嬉しい。

 


話が少しだけそれたんだけど、


とにかく、えらそうな言い方になっちゃうけど、あくまで自分がいままでしてたことと対比した言い方として、お客様第一の気持ちで動いた結果、喜んでもらえたことへの、喜び。


初めて感じた喜びです。


月並みな言い方になってしまいますが、
今日みた夕日は絶対忘れません。
(てかアメリカはただでさえ空が澄んでて夕日がきれい。)
それから暗闇に変化していく景色も心地よい沈黙もその日たべたご飯もすべて。

 


あんまり大げさな言い方すると(大げさなつもりはないけど、いかんせん興奮してるからね)リアリティが消えてしまいそうだから、
大切に自分の中にしまっておきます。


とにかく、これからなにかあったとき、見返したら絶対自信と勇気の湧いてくる魔法の紙を9枚も手に入れました。

 

 


そしてこの感覚はやっぱり表現においても、大切なことなんだろうと。むしろそれが中心だろうと
今読み返して思います

 


お客様にたのしんで貰うこと。
持ち帰って貰うこと。
提供できる何かがあること。


これが涙が出るほど嬉しいって今日知った!

 


伝わったんだ、って!

 


しかも母語じゃない言葉で!

 

 

 

 


ありがとうございます。

 

 

 

 


I am a teacher.
初めてのひとこと。

 


たからものをありがとうございます。
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ご褒美たち。